京都大学大学院文学研究科・文学部案内2024
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哲学基礎文化学系キリスト教学専修は1922(大正11)年に創設されましたが、特定の信仰や教義と結びつくキリスト教神学(神学部)とは異なり、キリスト教を純粋に学問的な見地から研究することを目的とし、キリスト教の歴史と思想の全般にわたる研究教育を行っています。キリスト教が西洋世界の思想や文化の伝統的な基盤であることは言うまでもありませんが、現在キリスト教は、アジアやアフリカを含む世界の諸地域に広がり、新しい文化世界を生み出し、また人類全体に多くの影響を及ぼしつつあります。キリスト教学専修では、こうしたキリスト教という広範かつ多岐にわたる研究対象にアプローチするために、関連する諸研究分野と連携し多面的な角度から研究教育を進めています。最近の卒業論文■ ジョン・ヒックの神義論と宗教多元主義❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマ仮説の理論的考察■ 初期キリスト教文書における「苦難の僕」としてのイエス像の形成写真 ❶ 神戸栄光教会・会堂(阪神淡路大震災後、2004年に再建)   ❷ 授業風景   ❸ ユダヤ教関連図書など(研究室所蔵)教授 津田 謙治キリスト教学1古代・中世のキリスト教思想、教父思想2■ 前期パウル・ティリッヒにおける「宗教哲最近の修士論文■ 証聖者マクシモスにおける「神人的エネルゲイア」学」と「諸学問の体系」たとえば、偉大な思想家が残したテキストの読解に基づく文献学的歴史学的研究はもちろん、キリスト教についてのフィールド調査やキリスト教芸術作品(建築、絵画、音楽、文学)の分析など、様々な研究方法が考えられます。こうした中で、本専修において、特に研究教育の力点が置かれているのは、次の分野です。旧新約聖書学、キリスト教思想史(特に、古代教父、宗教改革、近現代キリスト教思想)、キリスト教思想の体系的・宗教哲学的研究。また、本専修では、通常の授業(講義、演習など)のほかに、様々な研究会や読書会を企画し、学生が積極的に学ぶ場を提供しています。題最近の博士論文■ 宗教の根源への問い―前期・中期パウル・❷❷❸❸ティリッヒの宗教哲学的思索■ 後期アウグスティヌスにおける欲望の問24DEPARTMENT OF CHRISTIAN STUDIESキリスト教学専修

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