京都大学大学院文学研究科・文学部案内2024
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西洋文化学系写真 ❶ 挿し絵入り揺籃期印刷本(ペトラルカ詩集)   ❷ 授業風景   ❸ 研究室イタリア・ルネサンス文学15・16世紀の騎士物語・叙事詩における直接話法の用法ダンテ、ペトラルカ、ボッカッチョを始めとする13・14世紀の詩人から、カルヴィーノやパゾリーニ、ウンベルト・エーコら近現代の作家・文人まで、イタリア文学は長い歴史を擁しています。西洋の文学史に名を残す詩人・作家、作品がそこには多数存在しています。一方で、イタリアは明治以降の日本がモデルとした「西洋」のなかには必ずしも含まれていなかったために、西洋文化における影響の大きさにもかかわらず、イタリア文学・イタリア文化を研究できる国内の大学は少数にとどまっています。重要でありながら、翻訳されていない作品も少なくありません。本専修は、このイタリア語で書かれた作品を学べる数少ない場の一つです。日本で最初に設立されたイタリア語学・イタリア文学講座として長い歴史がありますが、学生たちはそのような伝統を意識することなく自由に研究にいそしんでいます。詩や小説といった狭義の文学作品にとどまらず、マキァヴェッリの政治論、あるいはオペラの台本やポップ音楽の歌詞など、多様な分野から研究テーマを見つけています。イタ最近の卒業論文■歌劇『イリス』における人形劇の効果■イ・プーの楽曲における「歴史」描写■ バジーレ『ペンタメローネ』における格言の用法■ブッツァーティの短篇小説■プリーモ・レーヴィの長編小説❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマ准教授 村瀬 有司12リア語のテクスト全般が研究対象となっています。自由な研究のために専修の授業で重視しているのは、テクストを自分で正確に読み解く力の養成です。基本的に少人数の授業であるため、イタリア語の文章に慣れていない方も効率よく読解力を身につけることができるでしょう。イタリアでは古来、様々な分野で多くの天才が活躍してきました。このような古今の詩人、芸術家、政治家、科学者、思想家たちを研究すべく、他学部からの編入生として、あるいは学士入学生として本専修に入る方も珍しくありません。冒頭に述べたとおり、日本ではイタリア語のテクストに取り組む研究者がまだまだ少ないので、本専修は常に新しい人材をもとめています。専修の情報はこちらから:・ イタリア語学イタリア文学専修ウェブサイト https://italomaniakyoto.wixsite.com/-site・X https://twitter.com/italkyoto最近の修士論文■ ロレンツォ・デ・メディチの『至高喜について』■I promessi sposiについて■Boccaccioと夢文学特定准教授 イダ・ドゥレット12最近の博士論文■天国と政治 −ダンテ『帝政論』と『神曲』〈天国篇〉−■史実と虚構の融合と分離  −マンゾーニの歴史小説 I promessi sposi ❷❷❸❸における語りの技法−レオパルディ、モンターレを中心とする近現代イタリア詩18-19世紀のイタリア詩における規範の形成、モンターレの晩年の詩集の注釈18DEPARTMENT OF ITALIAN LANGUAGE AND LITERATUREイタリア語学イタリア文学専修

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