京都大学大学院文学研究科・文学部案内2024
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西洋文化学系本専修ではフランス語の読解力の養成を主眼とし、フランス文学研究の基礎的能力を身につけることを目指すと同時に、作品の背景にある思想史的、歴史的、社会的文脈を含めたフランスとフランス語圏の文化についての広い知識を身につけることをも目的にしています。フランス語学フランス文学専修における研究の対象となるのは狭義の「文学」に限りません。美術、音楽、映画などの芸術作品や芸術批評であれ、思想、哲学、歴史に関わる著作であれ、また、中世から現代に至るいかなる時代のものであれ、フランス語で書かれた文献であれば研究の対象となりえます。最近の卒業論文■ アナトール・フランス  『シルヴェストル・ボナールの罪』につ❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマいて■ カミュ『異邦人』における語りと構成写真 ❶ 授業風景(2018年4月)   ❷ 授業風景(2018年4月)フランス17世紀文学フランス古典悲劇の詩学教授 永盛 克也12准教授 鳥山 定嗣フランス近代詩1ヴァレリー、詩法、詩の翻訳2最近の修士論文■Le processus de libération dans Alexis ou le Traité du vain combat de Marguerite Yourcenar■ À cor et à cri, entre poésie et autobiograohie : étude sur la quête de soi chez Michel Leiris大学院では、高度なフランス語運用能力を身につけるとともに、専任教員全員が指導する演習の場で実践的な研究方法を学び、修士論文を作成します。研究者を目指す人は博士課程に進学して、博士論文の作成に取り組みます。本専修では留学を推奨しており、多くの学部生・大学院生がフランス語圏の大学で学んでいます。研究者の来日講演や国際シンポジウムの開催など、フランス語圏の大学との交流も活発に行われています。教授 村上 祐二12特定准教授 ジュスティーヌ・ル・フロック12■ ポール・ヴァレリーの『旧詩帖』フランス19・20世紀文学プルーストにおけるユダヤ性フランス17世紀文学西洋における感情の歴史最近の博士論文■ アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグにおける「幻想」のイタリア❷❷17DEPARTMENT OF FRENCH LANGUAGE AND LITERATUREフランス語学フランス文学専修

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